中小企業の情シスが欲しい人材とは

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中小企業だとそもそも情報システム部というものがなく、総務部の中に1人兼任がいたりそもそもそんな肩書すらなかったりすることも多いと思いますが、うちでは自分含めて2名の社内SEスタッフがいます。

ベテランと若手という構成なのですが、自分は若手の方です。
そして最近システム開発を強化したいという会社の方針で、もう一人スタッフを増やそうという動きが出てきました。

それで、どんな人が欲しいと思っているのか、なぜそう考えているのかを自分なりに考察してみました。

うちの結論としては、若手なら適性と基礎知識があること、中堅なら実務経験とメンタルやったことないかを見ています。

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そもそも社内SEってなにしてるの?

この記事ではここまでもここからも自分の勤めている会社では、という前置きが入りますが
基本的にパソコンとかシステムとかが絡めば何でも対応しなければいけません。
人材の量と適材適所ができているそこそこの規模の企業であれば、インフラと業務システムは分かれているかもしれません。

じゃあ何でもってなによって話ですが、今まで自分がやってきたことベースで簡単に箇条書きしていきます。

  1. インターネット回線の業者選定~運用保守
  2. マシンや備品の用意
  3. ITセキュリティ設計と運用保守
  4. 固定資産管理システムの選定~運用保守、設計開発保守
  5. 基幹システムの設計開発~運用保守
  6. スクリプトやフロー構築で社内業務の効率化、改善
  7. 業務システムの選定、それをサービスとして販売する際のサポート
  8. 社員のヘルプデスク

ざっくり1~4はインフラ、4~6は開発、6~7はSE業務といった感じでしょうか

インフラ:社員の業務活動を円滑に、安全に、便利にしていくこと
開発:システムを通じて業務や仕事全体の効率化を図り省力化自動化を進めること
SE業務:仕入れ先や顧客と協力してサービスを構築運営すること
と、今のところ考えています。

で、どんな人が欲しいのか

これらすべてを満遍なく回していきますからこれらを分業しているようなところと比べれば「浅く広く」という言葉がマッチしていると感じています。
逆を返せば

  • インフラ設計やセキュリティ設計だけやってきたからそれ以外はやりたくない!
  • プログラミングをガッツリやって極めていきたい!
  • プログラミングはやりたくないけどシステムサービスを立ち上げたり他社を巻き込んだプロジェクトをいくつも指揮したい!

なんて言われてしまうと畑が違うなという印象を持ってしまうわけです。
それぞれは社内SEとして頼もしい適性でも、業務が多岐にわたっているのでどこかが欠けてしまうと躊躇してしまうのが現状です。

もちろんそういう応募者が悪いのではありません。分業体制であればそれぞれがそこにマッチした適性を持っているわけですから、それぞれが予算不足人不足、会社の方針のアンマッチの結果というわけですね。

そしてここからはうちが特殊なのかもしれませんが、うちの社員は1年通して誰かしらメンタル詰められて休職してしまっているのです。幸い情シスではそういうことは経験してないのですが、やはりキリキリの人数で回さないと厳しい中小企業、応募者がメンタルで休職していた過去があると慎重になります。

そういう意味で会社選びというのは難しいですよね。
応募者は外部から、いわゆるお客様の立場でここまで会社のことを見抜かなければ自分の希望にマッチしているか分からないですから。

しかし、それは募集側からみても同じことなんですよね。
応募者のニーズや適性を何回かの面談やテストで見極めなければいけないうえ、昨今はオンライン面談が必須になり今までと違ったコミュニケーションを図らなければいけません。

そのうえで自分が求めるもの、相手が求めるものの最大公約数を求めていくことがあるべき姿だと思っています。
変な話、募集側も応募側も相思相愛の採用活動を目指していると信じています。

応募者のあなたが求めることと企業が求めている人物像のうち、どのくらいがマッチしているのかをポイントに考えていってください。
「私が求めているこのことは、あなたが求める人物像にマッチしています。その理由は・・・」が面接の基本コミュニケーションと考えています。

まとめると、募集側とのコミュニケーションを通して、お互いの求めるものの共通認識を具体的に説明、説得してくれる募集者が欲しい
というのが採用側の心理でしょう。
ちょっと話の抽象度が上がってしまいましたが、ここが大事なポイントだと思っています。

もうちょっと具体的に

20代… 基本情報試験くらいの知識、1つ以上の開発言語でなにかしらの業務開発経験1年以上、上記のような何でもやるような業務でも意欲的かどうかの態度

30代… 開発プロジェクトでのリーダー経験、顧客との折衝経験、転職を希望する理由(メンタル丈夫か)、今までの専門外の業務でも抵抗ないか

実際に自分が採用された時のスキルとしては

  • 技術系の資格なし
  • Linux(RHEL、Ubuntu)系OSとWindows系OSでのミドルウェア構築、シェル開発
  • OSS環境の構築、プロトタイプ研究開発

このくらいのものでした。完全にポテンシャル採用というやつですよね。
まあ、20前半でしたから若さが有利なのは良くも悪くも事実のようです。
歳は取っていく一方ですからこれからが怖いですね。

実際社内SEってどうなの?

私はSES企業からの転職で情シス部門の社内SEになりました。

ぶっちゃけると、SES時代に比べると時間の流れはゆっくりだし、裁量も大きいし、やりたいことは通しやすいし、異動はないし、みんな穏やかだし・・・
と環境はコントロールしやすく満足しています。

ただし、年収は全然あがりません。20代前半で転職する前の年収と今の年収がほぼ横ばいで数年経ってしまいました。
やはりお金に関してこだわりたい人はまったり社内SE・・・というのはむいていないかもしれませんね。もちろん景気の良い会社であればさにあらず。

また、なんでもやりますからシステムサービスを活用したプロジェクトを立ち上げたりインフラ刷新のために大工事したりなんてことがあるとSES時代とは違った忙しさがあります。
なんというかSESの忙しさはチクチクですが、社内SEの忙しさはジクジクって感じです・・・

社内SEになりたい方に対して私のおすすめは、一度SESやプログラマとして技術に対するスキルと耐性を身に着けてから社内SEに挑むやり方です。
率直に言って社内SEだと前線で活躍している技術者の生の技術を取り込める機会って中々ありません。
そう意味でも刺さるスキルを引っ提げていると食いつきが違うと思います。

例えば、インフラであればAWSとかコンテナGoogleWorkspace、開発であればGAS、C#、SE業務であればプロジェクトやタスク管理のノウハウ、業務フローの構築ノウハウ
など…

上記は先ほど述べた通りうちに限っての話ですので、各々採用者との面談を通して求められているものを引き出してみてください。

まとめ

彼女をつくるくらいのプレッシャーで転職活動すればいいと思います。

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